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CATvocate

CATvocate修了者インタビュー

このコーナーでは、どうやったら猫の看護のスキルを上げることができるか、より専門的な知識を学ぶことができる「CATvocate」の認定プログラムを修了した 獣医師・動物看護師に、リレー形式でお伺いしていきます。

第11回 安達美帆先生(ジュアペットクリニック)

CATvocateを取得された理由と参考になったことを教えていただけますか?
大学を卒業後、静岡県の動物病院で働き、その後先輩に声を掛けていただいて同県の渡辺動物病院に移りました。その頃から「ねこの集会」が始まり第1回から参加させていただいていました。セミナーでは他の病院の先生や動物看護師の方々とグループディスカッションを行う機会があり、他院での取り組みを聞いて非常に参考になると感じていました。
その頃CATvocate制度が始まりました。受講してみて既に知っている知識もありましたが、再確認もでき、人に指導する時の整理にもなったと思います。また講師の先生方がとても猫に愛情を持っていて、熱意がすごく伝わってきたのが印象的でした。私もより一層猫に愛情を持って接するようになりました。
猫の看護で工夫されていることや、勉強されていることはありますか?
受講した後、当時勤めていた渡辺動物病院の院長と話し合って、待合室と診察室を犬と猫で分けることにしました。大きな工事になりましたが、CFC(Cat Friendly Clinic)の取得も目指していたので、話を進めやすく、とても良かったと思います。
またご家族の方に向けて「猫にやさしい来院マナー」をお伝えするために、ニュースレター作成・配布やポスター掲示などを行いました。そうすることでキャリーケースにタオルを掛けて来院するご家族の方が自然と増えました。全スタッフ向けの院内セミナーも行って、猫への対応法なども伝えました。院内の意思統一もでき、受付事務の方にも役に立ったと言っていただけました。
今勤めている病院でも猫によりやさしい医療が提供できるように、ご家族の方、スタッフに向けてさまざまな取り組みができればと考えています。例えば院内でプチ勉強会なども開きたいですし、もっと動物病院が身近になるようなご家族の方向けセミナーも行いたいと思っています。特に、ご家族の方にお伝えしたいこととしては、猫ちゃんに少しでも病院に慣れていただくためにも、爪切りやノミ予防だけでも毎月の通院をお勧めしていきたいと考えています。

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