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CATvocate

CATvocate修了者インタビュー

このコーナーでは、どうやったら猫の看護のスキルを上げることができるか、より専門的な知識を学ぶことができる「CATvocate」の認定プログラムを修了した 獣医師・動物看護師に、リレー形式でお伺いしていきます。

第6回 池田 沙稀 さん (いずみ犬と猫のクリニック)

CATvocateを取得された理由と、参考になったことを教えていただけますか?
専門学校卒業後、当院で8年間勤務しています。もとは犬好きでしたが、働き始めてから保護猫を引き取り、猫も大好きになりました。当院は猫の来院数が多いので、病院の改築とCFC(cat friendly clinic) のシルバー認定取得と同時に、私もCATvocateを受講することにしました。
専門学校では猫の授業が少なかったので、講義はとても新鮮で、先生の話も分かりやすく、教科書よりも深く知ることができて楽しかったです。特に、猫の行動学をふまえた扱い方が勉強になりました。首から上をさわる、面でさわる、タオルを使う保定法などは当院でもすぐに取り入れました。
猫の看護で工夫されていることや、勉強されていることはありますか?
工夫としては、手づくり食や生食などの紹介、猫の負担を減らすためにWSAVAを基にしたワクチンプログラムの導入、診察室の出入りを減らすための工夫や、繁忙期だけはキャットアワーを設けたりしています。待ち時間は診察室の中で猫は自由に遊んだりしてもらうことで、少しでも病院を好きになってくれると良いなと思っています。
それでもストレスのかかる入院はできるだけ避けたいので、可能ならば飼い主さんが自宅で輸液などができるようご指導をして自宅療養を勧めています。今では私たちよりも上手な飼い主さんもいます。
また初診の方にはキャリーやトイレの選び方や置き場所、食事選び、投薬法、尿検査の方法などのアドバイスを載せまた初診の方にはキャリーやトイレの選び方や置き場所、食事選び、投薬法、尿検査の方法などのアドバイスを載せたリーフレットや、健康診断結果を健康手帳のように冊子にしてお渡ししていて、とても好評です。ホームページや口コミの影響もあってか、問合せや猫の来院数が増えたと思います。
今後は、飼い主さん向けの猫の教室をやってみたいです。ライフステージごとの注意点などを、健康なうちから伝えていければ、もっと猫が病院に来る習慣ができるのではないかと思っています。

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