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CATvocate

CATvocate修了者インタビュー

このコーナーでは、どうやったら猫の看護のスキルを上げることができるか、より専門的な知識を学ぶことができる「CATvocate」の認定プログラムを修了した 獣医師・動物看護師に、リレー形式でお伺いしていきます。

第8回 山ア堅一先生、山ア順子さん(山アどうぶつ病院)

ご夫婦でCATvocateを取得された理由と参考になったことを教えていただけますか?
堅一先生:私が育ったのは新宿区の下町でした。当時は近所に人懐っこい野良猫がたくさんいて、小学生の頃から母親と猫たちに食事を与えたりして触れ合ってきました。いつも自分の身近に猫がいるという感じでした。
CATvocateは家内に誘われて受講しました。内容的にはもう少し獣医師向けの専門的な内容があっても良いかなと感じました。初級〜上級などにレベル分けしてさまざまな方が受講できるようになれば良いなと思います。
順子さん:当院は開業して21年が経ちますが、私は開業前から動物看護師をしています。猫と共に育った私は、動物病院で見る猫が凶暴なのはなぜなのだろうと疑問に思っていました。猫が好きだからこそ、猫が落ち着く方法を模索して行動学なども勉強していました。2年ほど前にCATvocateを知り、主人と受講しました。猫にやさしい対応が明確に示されていたので、自分がこれまで学んだことや実践してきたことが間違っていなかったという確認作業になったと思います。他のセミナーと違い出展やノベルティもかわいく、ランチも素敵でした。
猫の看護で工夫されていることや、勉強されていることはありますか?
堅一先生:病院へ連れてくる方法やキャリー選びなど、我流かなと思っていたことが、受講したことで、根拠を持って飼い主さんにアドバイスしやすくなりました。そういったことを院内ポスターやモニターで飼い主さんへ広く伝えたいですね。
順子さん:受講前からですが、猫は犬と別に診察室で待っていただいたり、キャリーにバスタオルをかけたり、入院はすべて個室にしたりしています。トイレの大きさや食器やベッドもその子に合うように、タオルも交換しすぎないように、また犬と猫では温度管理が違うので、夏場も冷やし過ぎないようにしています。看護も猫に慣れたスタッフが一人で担当することで、猫のストレス軽減になります。看護の答えは一つではないので、その子の反応をよくみて感じとりながら、常に模索して対応することが大切だと思います。私は今でも新たな発見があるので、スタッフ皆も自ら学びたいと思ってほしいですね。

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