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CATvocate修了者インタビュー

このコーナーでは、どうやったら猫の看護のスキルを上げることができるか、より専門的な知識を学ぶことができる「CATvocate」の認定プログラムを修了した 獣医師・動物看護師に、リレー形式でお伺いしていきます。

第10回 犬飼久生先生、犬飼千明さん(猫の病院)

ご夫婦でCATvocateを取得された理由と参考になったことを教えていただけますか?
千明さん:助産師だった私が夫と結婚してから動物看護師として働くようになり、当初は人と猫の看護や治療の違いに戸惑うことも多かったです。けれど長年の勤務で猫の接し方も分かってきて、改めて猫についてしっかり学びたいと思い、第2回の猫の集会に出席。そこでCATvocate認定プログラムを知り、真っ先に申し込みました。受講したことで自信を持って仕事ができるようになりました。
久生先生:私が1994年に猫の専門病院を開業したのは、単純に猫が好きだったからで、猫に特化した勉強をしたわけではありません。北海道の北見市という立地もあり、セミナーなどで学ぶ機会が少なかったので、ぜひ参加したいと思いました。いちばん驚いたのが受講者の多さと熱心さです。参加者は20人位かと予想していたので、実際の会場の大きさに驚きましたし、皆真剣に講義や試験に取り組んでいて、猫の診療に対する意識の高さを感じました。
猫の看護で工夫されていることや、勉強されていることはありますか?
久生先生:今でも難しいと思うのは飼い主さんへの説明です。CATvocateの入交先生の講義でも飼い主さんとのコミュニケーションスキルを勉強しましたが、実際には説明したいことの半分も伝えられないことも多いです。今後上手な伝え方についても学んでいきたいと思います。
千明さん:CFC(Cat Friendly Clinic)に認定された後、飼い主さんと少しでもコミュニケーションを取ろうと、A4表裏に文章と写真を載せた「猫の新聞」をつくり、毎月受付で配布しています。大した内容でもありませんが、意外と好評で楽しみと言っていただいています。今後はもっと気軽に病院に来ていただけるような猫の飼い主さんとのつながりを築きたいと思っています。そのために、子猫の頃から予防接種などで来院していただき、診察台の上でおやつを与え、飼い主さんには飼い方のアドバイスをしながら、上手にできていることをたくさん褒めるようにしています。いざ猫が病気になった時には、早めに来院していただければと思っています。

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