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過去の活動報告

猫の集会第4回

日時 2017年7月30日(日) 14:00〜19:30
会場 東京コンベンションホール
主催 JSFM
参加者数 猫の集会 : 348名
(獣医師:280名、動物看護師:29名、賛助会員企業関係者他:39名)
CATvocate :89名
講演内容
糖尿病の病態生理、診断新知見
難波信一
インスリン療法とインスリンが効かない時のABC
石田卓夫、竹村直行、戸島篤史
獣医師・動物看護師向け:「栄養パネル討論」
石田卓夫
DKAの管理
松木直章
先端巨大症と糖尿病‐診断と治療‐
西飯直仁
クッシング症候群と糖尿病‐診断と治療‐
竹内和義

第4回 猫の集会

今回で第4回目となる猫の集会は、「糖尿病のピットホール-明日への展望」をメインテーマとし、猫の糖尿病の病態生理の新知見から救急管理、そして随伴症候群としての巨大先端症とクッシング症候群についての診断・治療法についての講義が行われました。糖尿病について基礎的な病態の整理はもちろん、エキスパートによる疾病コントロールのコツやPZIの使用法など最新情報まで、明日からの日々の診療に行かされる多くの情報が約半日に集約され、一つの疾病について、しかも猫に限定してここまで深く時間をかけて勉強できる機会は大変貴重だったのではないでしょうか。会場でも多くの参加者の方々がメモをとる姿が見受けられました。
またあらゆる方面から糖尿病に関しての知識を深めたあと、各企業様の専門家による栄養パネル討論、講師陣による総合討論が行われ、参加者からの質問を交えて猫ならではの食事性と糖尿病との関連や、難治性糖尿病のコントロールのコツをお話しいただきました。こちらでは参加者からの質問も多く、普段なかなか聞けないような救急時の対応など、貴重なお話を聞くことができました。

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CAT vocate

このたび、第1回目となるCATvocateが猫の集会と同時に開催されました。 CATvocateって何???という方、たくさんいらっしゃると思いますが、今回、我々の予想を超えるたくさんの方々にご参加いただきました。CATvocate のプログラムは、全9回の講義で構成されています。第1回目となる今年は5つの講義が行われました。
講義は午前中から始まり19時過ぎまで行われました。午前中は、猫の解剖、生理、薬理という難しい分野を短い時間でわかりやすくお話いただきました。続いて、猫医療の歴史を始め、プロフェッショナルな猫の扱い方、ご家族への適切な指導方法、猫がくつろげる入院室の作り方など、様々な猫に関する知識を多岐にわたってお話いただきました。朝から晩までの長丁場でしたが、講義には専門医の先生方の豊富な猫知識と猫エピソードが盛り込まれており、猫好きな参加者にはあっという間の一日だったのではないでしょうか。
CATvocateの取得を希望される方は、猫にもっとやさしくしたい、猫のことをもっと知りたい、という想いを持った方が多いと思います。JSFMでは、CATvocateを通じて、多くの方が猫に対する正しい知識を習得するとともに、猫のご家族や周りの方々にその知識を広げていただきたいと願っています。
来年は、CATvocateの第2期生の募集を行います。。今年受講された第1期生のみなさま、認定取得に向かって来年がんばってください!また、新たに受講しようかなという方、来年会場でお会いしましょう。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

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その3. 猫関連製品だけに特化したブース展示

JSFMの理念にご賛同いただきました企業様による展示ブースでは、猫に特化した各製品のご紹介が行われました。図書コーナーでも猫に関する書籍が例年に比べ増えた印象を受けました。
また今回から新たな趣向を交え、猫ちゃんグッズの展示販売も同会場において行われました。会場のいたるところに猫ちゃんのパネルや様々なグッズが飾られており、従来のイメージである堅苦しい学会の雰囲気に猫ちゃんと特有の柔らかさを添えてくださっていました。JSFM理事や実行委員のスタッフも思わずこちらのコーナーにて足を止めて、さっそく何やら購入していた様子も見られ、とても和やかな雰囲気になっておりました。

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