日時 | 講義オンライン 6月12日(日)〜7月29日(金) 実習・一般向け 6月12日(日)10:00〜18:00 |
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会場 | オンライン配信 東京コンベンションホール |
主催 | JSFMねこ医学会 |
後援 | 一般社団法人 日本臨床獣医学フォーラム |
協力 | 一般財団法人 ちよだニャンとなる会 |
参加者数 |
【第9回猫の集会 入場実績】 ・獣医師:334名 ・動物看護師:59名 ・企業、団体、その他:61名 ・一般:620名 合計:1074名 【CATvocate 参加人数】 ・認定プログラム :312名 ・アドバンスセミナー:28名 合計:340名 総合計:1414名 |
講演内容 |
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実習内容 |
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少人数での顕微鏡実習を行いました。バーチャルスライドシステムをお借りしての実習が初めてということもあり不安だったものの、参加者は問題なく使用できていました。リンパ節の細胞診、胸腺腫、胸水腹水、猫の各種腫瘍と細胞診に関する総ざらいができるほどの内容が2時間に詰め込まれていました。少人数であったことから非常に講師と受講者の距離も近く、贅沢な実習だったのではないでしょうか。
午前は比較的経験の浅い先生、午後はベテランの先生とうまく分かれたことから、それぞれのレベルに合わせた質疑応答ができました。2時間で4症例と少なめではあったものの辻本先生、チェンバーズ先生の丁寧な解説で、細かい部分まで理解が進んだのではと感じました。テーブルの配置をコの字型にし、対面でディスカッションすることで和やかな雰囲気の中、質問も多く出ました。
猫の呼吸器疾患症例のシグナルメント、ヒストリー、検査結果そして呼吸動画やX線画像とともに、確定に向けて一緒に考えていくクイズ形式の大変面白い実習でした。呼吸器のエキスパートである藤原亜紀先生ご自身の体験に基づく症例であったため、診断に至るまでの思考や技術のコツなど詳細までお話しいただき、実習生からも熱心に質問が寄せられて、少人数ならではの、大変充実したあっという間の90分でした。今回は上部気道メインでの症例でしたが、今後下部気道疾患バージョンの機会があったら、それもまたとても楽しみになりました!
内視鏡実習の部屋では、猫の胃ろうチューブと食道ろうチューブの設置方法について実習を行いました。
胃ろうチューブ実習では、箱形の模型を使用して、全員にに内視鏡を操作して頂きました。食道ろうチューブ実習では、猫型のぬいぐるみを使用して、全員に食道チューブを装着して頂きました。いずれも、手技自体は単純なので、みなさん習得できたと思います。実習後1カ月以内に、それぞれのチューブをご自身の病院で実践して頂くよう宿題を出しました。実習後にご記入頂いたアンケートでは、内視鏡実習は大変楽しく、有意義であったとのコメントを多数頂きました。
久しぶりの会場での対面実習!泌尿器外科では割と行う機会の多い手技として、尿管切開術と腎瘻チューブ設置術を実施しました。ご参加くださった先生方は、最初から最後まで熱心に実習くだり、とても印象的でした。心より感謝申し上げます!
今回、CATvocateアドバンス実習では、2つの異なる実習で共通の、【ノルちゃん】という猫を想定して、ノルちゃんとそのご家族の生活環境を改善したり、通院ストレスを軽減するためにCATvocateとして何ができるかについて、アイデア出しやディスカッションをしました。